【2万円台の実力】FUJIFILM XC35mmF2 レビュー|XF35mmとの違い・写真&動画

こんにちは、イノです。

今回ご紹介するのは、富士フイルムの単焦点レンズ XC35mmF2 です。

カメラ好きの間で「神レンズ」と呼ばれる XF35mmF1.4 は約5.5万円。正直、手が出しにくい価格帯ですよね。でもこの XC35mmF2 なら 2万円台 で手に入ります。

「安いけど、実際どうなの?」という疑問に、写真だけでなく 動画撮影の視点 も含めて正直にレビューしていきます。

XC35mmF2 の基本スペック

まずはスペックを簡単に整理しておきます。

項目XC35mmF2XF35mmF1.4 R(参考)
価格帯約2万円台約5.5万円
重量130g187g
フィルター径43mm52mm
開放F値F2.0F1.4
レンズ構成6群9枚(非球面2枚)6群8枚(非球面1枚)
AF駆動ステッピングモーターDC
防塵防滴非対応非対応
絞りリングなしあり

レンズ構成は非球面レンズ2枚を含む6群9枚。インナーフォーカス方式とステッピングモーターの採用で、AFの高速化と静音化を実現しています。

外観と携帯性|XF35mmF1.4との比較

実際に手に取ってまず驚くのが、とにかく小さくて軽い ということです。

XF35mmF1.4と並べると一回り小さく、フィルター径も 52mm → 43mm と大幅にコンパクト。重量差は 57g(187g → 130g)ですが、数値以上に軽く感じます。

この軽さなら、女性の方や、散歩撮影がメインの方 にもぴったりです。カバンに入れっぱなしにしても苦にならないサイズ感は、撮影機会を増やしてくれる大きなメリットだと思います。

コストダウンのポイント|何が省かれている?

2万円台を実現するために、いくつかの割り切りがあります。購入前に知っておくべきポイントです。

リアキャップ・レンズフード

リアキャップは簡易的なプラスチック製。レンズフードは付属していないので、必要なら別途購入することになります。ちなみに XF35mmF1.4 にはしっかりしたリアキャップとクラシカルなフードが付属しています。

絞りリングがない

XC35mmF2 には 絞りリングがありません。ついているのはフォーカスリングのみで、F値の操作はすべてカメラ本体側で行います。

富士フイルムの「絞りリングをカチカチ回す楽しさ」を求める方には物足りないかもしれません。ただ、カメラ本体のダイヤルで操作することに慣れている方なら、特に問題なく使えます。

実写レビュー:写真撮影編

X-T4 に装着して、近所の公園などで実際に撮影してみました。

よかったところ

開放 F2.0 のボケ味がきれいで、正直このレンズを使うだけで 「写真が上手くなった」ような感覚を味わえます。

花・植物アップ/ボケ味がわかるカット

AFも速くて正確。昔のレンズと比べると格段に良くなっていて、 サクサク撮れるのが楽しいんですよね。

描写はシャープでカリッとした印象。 線が細くてキレがあるので、見ていて気持ちの良い写真が撮れます。

そして130gの軽さ。この軽さが撮影のテンポを上げてくれます。 「ちょっと撮ってみよう」という気持ちにさせてくれるレンズです。

作例ギャラリー

広島スナップ・街並み
逆光 or 光と影
フィルムシミュレーション

気になったところ

防塵防滴に非対応。 ここは正直、気になりました。撮影中に雨がぱらつくと、ちょっとヒヤヒヤします。天候が不安定な日は持ち出しを躊躇してしまうかもしれません。

実写レビュー:動画撮影編

写真だけでなく動画撮影でも使ってみたので、その感想もお伝えします。ここは他のレビュー記事ではあまり触れられていない部分 なので、VLOG や動画撮影を考えている方はぜひ参考にしてください。

よかったところ

AFの追従が速い。 被写体をしっかり捉えてくれるので、テンポの良い動画撮影が可能です。

気になったところ

AF駆動音が入る。 ピントを合わせる際に「ジリジリ」という小さな動作音が録音されてしまうことがあります。静かなシーンでは気になるレベルです。外部マイクを使えば軽減できますが、内蔵マイクだけで撮る場合は要注意です。

ピントが迷うことがある。 写真撮影時はスムーズなのですが、動画撮影中にピントを合わせようとすると、時折ピントが不自然に迷うような挙動がありました。VLOGのように被写体が動くシーンでは、少しもどかしく感じる場面がありました。

こんな人におすすめ/おすすめしない

おすすめな人

  • 富士フイルム初心者 で、最初の単焦点レンズを探している方
  • XF35mm が高くて手が出しにくい方(まずXCで試してみる、という選択)
  • 写真メイン でカメラを楽しみたい方
  • 散歩やスナップ撮影用に 軽い単焦点 が欲しい方

ちょっと注意が必要な人

  • 動画メイン で使いたい方(AF音と挙動を事前にチェック推奨)
  • 雨や砂埃が多い環境で頻繁に撮影する方(防塵防滴非対応)
  • 絞りリングの操作感を重視する方

まとめ 2万円台とは思えないコスパの高さ

XC35mmF2 は、この性能で2万円台という 非常にコストパフォーマンスの高い一本 です。

写真の描写力は文句なし。小さくて軽くて、持ち出す頻度が増える。「カメラって楽しいな」と改めて思わせてくれるレンズでした。

一方で、防塵防滴非対応と動画撮影時のAF挙動は、用途によっては気になるポイントです。写真メインなら間違いなく「買い」、動画も撮りたい方は作例動画などで事前に確認してみてください。

この記事は、イノのYouTubeレビュー動画をもとに加筆・再構成したものです。動画では実際の作例や操作感もご覧いただけますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

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