XF60mmF2.4 R Macroレビュー 軽くて安くて寄れる中望遠マクロの実力が凄い

レンズってすぐ欲しくなりますよね…。今回は、僕がXマウントのレンズの中でも特にお気に入りの1本、XF60mmF2.4 R Macroを紹介します。マクロレンズなのに中望遠としてもガッツリ使えて、しかも215gと軽い。このレンズ、地味なんですけど使うとめちゃくちゃ面白いんです。

なぜこのレンズを買ったのか

このレンズを買った理由は3つあります。

まず、花やテーブルフォト、ちょっとした物撮りで接写がしたかったんですよね。でもガチのマクロレンズじゃなくて、普段は中望遠としても使える1本が欲しかった。

で、当然もうひとつの富士フイルム純正マクロ、XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macroも候補だったんですけど、こっちは重さ750gで価格も新品約15万円。手ブレ補正付きの等倍マクロで性能は申し分ないんですけど、さすがにデカいし高い(笑)

最終的に、215gで新品7万円台、中古なら3万円台から手に入るXF60なら「マクロレンズってどんなもんだろう?」って試すにはちょうどいいかなと。ダメだったら売ればいいやくらいの感覚で買いました。

基本スペック

基本スペック 

項目XF60mmF2.4 R MacroXF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
焦点距離60mm(換算約91mm)80mm(換算約122mm)
開放絞りF2.4F2.8
最大撮影倍率0.5倍(ハーフマクロ)1.0倍(等倍マクロ)
最短撮影距離26.7cm25cm
重量215g750g
手ブレ補正なしあり(約5段)
防塵防滴なしあり
フィルター径39mm62mm
新品価格(参考)約74,000〜78,500円約149,800〜159,800円

でスペックは、実際どうなの?ってところですが、215gですよ。オレンジ1個分くらいの重さ。フィルター径39mmってレンズ部分もめちゃくちゃ小さくて可愛い。持った瞬間、あ、軽いなって素直に感じるレンズです。

外観と携帯性

外観は安っぽくない金属タイプで、質感がいいんですよね。絞りリングにマクロの表記があって、最短撮影距離で撮影するときにはレンズが少し伸びます。

付属のメタルフードがこれまたクラシカルで、思いのほかカッコいい。普段はフードをひっくり返して装着できるので、使わないときはコンパクトに持ち運べます。

付属のメタルフードがこれまたクラシカル

X-S10あたりのコンパクトなボディと組み合わせると、散歩カメラとしてかなりいい感じのサイズ感になります。結局、軽いは正義なんですよね。

良かったところ

このレンズの良いところは、マクロも中望遠も1本でこなせるところです。接写のときは寄って背景ボケを活かせるし、ちょっと引けば物撮りや軽いポートレートもいける。ボケがクリアで透き通る感じなのは、マクロレンズならではの描写かなと。

公式サイトによると「シリーズ最高レベルの解像力」を謳っているだけあって、ピントが合ったときの写真のキレは正直すごいです! 2012年発売のレンズですけど、それを全く感じさせない画質。

あと、値段の話をすると、中古なら3万円台から手に入ります。もうひとつのマクロレンズXF80は新品で約15万円ですから、気軽に試せる価格帯なのはありがたいですね〜。

気になったところ

正直に言うと、AFスピードがイマイチです。特にマクロ域でフォーカスが迷うことがあって、合焦までに時間がかかる場面があります。体感として遅いなって感じる瞬間がある。ただ、ピントを合わせてから体を前後に動かすようにすれば、そこまで気にならないかなと。

もうひとつは、レンズの駆動音。ピントを合わせるときに「ジコジコ」って音がするんですよね。動画撮影で内蔵マイクを使うと確実に拾います。ワイヤレスマイクやピンマイクなら問題ないと思いますけど、声を収録する用途にはちょっと向いていないです。

あと、これは個人的なことかもしれないんですけど、フードの着脱がちょっとスムーズじゃない。逆付けで収納できるのはいいんですけど、カチッとハマってくれないときがあってイラっとします(笑)

XF56mmF1.2との比較について

焦点距離が近いのでよく比較されるXF56mmF1.2ですけど、正直この2本は全く性格が違うレンズです。

マクロに興味がなくて、ポートレートでボケ重視ならXF56一択。逆に、接写もできて軽くポートレートも撮りたいという人にはXF60がぴったりだと思います。比較するものじゃないかなというのが僕の感覚です。

こんな人におすすめ/注意が必要な人

 花、料理、プラモデル、フィギュアなんかの接写をしたい人には最適です。中望遠の単焦点としても使えるので、XF35mmやXF23mmの定番単焦点に飽きてきた人が撮影の幅を広げるのにもいい1本だと思います。

ただ、動き物の撮影にはAFの速度的に向いていないので、そこだけは注意が必要かなと。

実際に撮った写真

後に、このレンズで撮影した写真をいくつか載せておきます。全部撮って出しです。

INOLIKES XF60mmF2.4 R Macro 作例 テーブルフォト 物撮り

まとめ

XF60mmF2.4 R Macro、Xマウントの中では目立つレンズじゃないんですけど、使ってみるといい意味で癖があって面白いレンズです。条件が揃ったときの描写のキレはすごいし、215gの軽さでカバンに忍ばせておけるのも地味にありがたい。

僕はこのレンズで中望遠の面白さに気づいたし、自分が広角より中望遠のほうが好きだってこともわかりました。こういう発見があるから、レンズって楽しいんですよね。

富士フイルムのマクロレンズとしてはXF80が正統派ですけど、値段的にまずはこっちで「マクロレンズってどんなもんか」を試してみるのもアリだと思います。富士フイルムユーザーなら、1本持っていて損はないレンズです。

 

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